歯並びを整え、歯の自然な造形美をかもし出すには、少なくとも2回の彫刻をしなくてはなりません。

この方は若くきれいなお嬢さんなのですが、見たとおり、犬歯がとんでもない方向へ生えてしまっています。
我々は歯科、それも審美歯科のプロですが、その我々でも治療後のはっきりしたイメージはつかめません。
当の患者さん本人なら尚更ですよね。
このようなときに行うのがシミュレーションワクシングです。
シミュレーションワクシングとは、その患者さんの模型を実際に削ってみて、歯科用のワックスで歯を作ってみることをいいます。
この模型では、鬼の角の様な犬歯を抜いて(と仮定して)前歯5本だとどうなるのか・・・をみています。
一番心配なところは、抜いたあとの作ったブリッジが、小さい歯になってしまう事でしたが、シミュレーションの結果、大丈夫だということがわかり、患者さんにも見ていただいて喜んでいただきました。

このシミュレーションワクシングは費用が1万円かかります。
もし、シミュレーションの説明を受けた上で、気に入らなければこれでやめても結構です。
いずれにしろ、この作業をすることによって、我々も患者さんと意識(イメージ)を共有することができ、予測が立てられるのです。
完成前には2度目の彫刻を、今度は口の中で自分の歯に合わせて行います。
歯科用のワックスで作った歯型を口の中であわせ、笑顔に合わせて彫刻してゆきます。

このように、歯の彫刻を何回にも分けて、徹底して行ってゆくのです。




