魚谷雅彦氏03

第4回 魚谷雅彦氏

安藤先生に出会う前は、歯科に行くことが自体がストレスでした。魚谷

魚谷でも、確かに安藤先生がおっしゃるように、そもそも患者の立場から言いますと、歯医者さんに行くって極めて大きな精神的ストレスなんですよね。どの病気もそうかもしれませんけど、特に歯医者さんに行くというとまず思い浮かべるのは、恐らく多くの人が、あのドリルっていうんですか、ギーって、「あれ痛いんじゃないかな」って、まずそれなんですね。内科行くのに別にああいう器具があるわけじゃないので、歯医者さんというとまずドリル(タービン)があって、それをイメージしただけで、体が少しこわばります。安藤先生の医院でも、最初はそうかなと思っていましたけれど、だんだんとコミュニケーションしてきまして、今では全く体がこわばるなんてことはありませんね。 人間ってやっぱり精神的にいろんな意味で影響を受けますから、安藤先生の医院に通い続ける理由の一つには、些細なことですが、靴を脱がないということです。スリッパに履き替えること、これも1つのストレスだと思うんですね。誰が履いたか分からないスリッパを履いて、靴をどこか靴箱に入れて診療室に入って行くって、こういったフィジカルな動作の中にも、「いよいよ治療に向かうんだ」っていうストレスがあります。
安藤なるほど、なるほど。
魚谷僕は患者ってそういうものだと思うんです。通常は、スリッパに履き替えて、診療台に座りますと、カチャカチャと金属音がして診療器具が目の前にでてきてきます。これがダメですね。安藤先生の医院は、バリアフリーで診療台に座れて、そうするとまず衛生士さんが来られて、挨拶から始まって私の口の中の状況を見て説明してくれます。極めて手際がよくて、「この人の治療はこういうふうにしなきゃ」と、多分事前に十分打ち合わせされていることが伝わってきます。  安藤先生の処置の前段階の準備というのをサッサッサってされて、「それでは、先生をお呼びします」という、この一連の流れがひじょうに自然でスムーズです。必ずその時に、「今日はすごく暖かいですね、寒いですね」から始まるようなコミュニケーションがそこにあるっていうのは、患者の気持ちをリラックスさせますね。すごく重要なことだと思います。
安藤17年かかりましたからね、このレベルにたどり着くまで。執念ですよね。「どうやったら自分の理想とする歯科医院の在り方を、部下に伝えられるのか」「どうやったら自分の思いを達成できるのか」といった現実の引き寄せ方との格闘の17年間でした。もう絶対にあきらめない。失敗とも思わない。ある意味すごい思い込みですよね。他人には失敗としか見えないスタッフ教育も、当の本人の私は、成功までの過程にしか思えない17年でした。
魚谷そのことを僕の言葉で言うと、何かどこかの遠いところにですが志を持っているからだと思うんです。志という言葉は好きで、私の場合は企業の中でリーダー的存在になって、何かみんなのハッピーなことのために、社会に対して、何か新しい商品だとかの価値をつくっていきたいとかっていうマーケティング的な志がありました。どんな志も、安藤先生のスタッフ育成に17年かかったように、すぐに明日から今日から上手くいくわけはありません。
安藤おっしゃる通りです。
魚谷山あり谷ありだし。でもそのときに、おっしゃるように、「じゃやめた、やっぱりもう無理だわ」って言うのと、「いや、まあ失敗もしたけど、でもやっぱり目標に向かって取りあえず行こう」と。向かっていくという執念ですよね。
安藤ええ、その通りです。まだまだ医院には、物足りないことがたくさんありますけれど。(笑い)

第4回 魚谷雅彦氏

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